daily irony

ツイッターじゃ長すぎて伝えられないこととか日常で起こったことに対する皮肉を長々と述べていこうと思ってます

ある曲の思い出…俺がヲタクになったわけ

それは中学二年のある日

自分は小学校の頃の友人の家に、いつものように居座っていた

 

僕とその友人の紹介を軽くしておくと、小学校の時はいつも二人セットで騒いでいて人間スピーカーが二台この学年にはあると評されたくらいうるさいコンビだった

中学は分かれたものの、なぜか関係はつながっておりよくメール(これも半分くらい過去のものになってしまったな…)で連絡して毎週のように会って、音楽聞いたりアニメ見たりして過ごしていた(ただ自分は半分見ていなかった…)

 

ただ曲に関して、いつもは自分の好きな曲を推すばかりであまりアイツは提案してこなかった(というかできなかった…?)

そんなアイツがある日こう言った

「この曲はお前絶対ハマるぞ」

 

そこで提案されたのが、AIR鳥の詩だった

Liaさんの透き通った声、夏が見えるメロディー、何もかもが初めての経験だった…

俺はそこから現代にいたるまでのヲタク人生が始まったのである…

 

 

…そこから俺も色々アニメを追い始め、そいつと来る日も来る日も、メールやリアルで語り合った…

 

時は経ち高校に進学して、関係はそのまま大人になっても続く…

 

わけではなかった

 

 

 

高校になってもしばらくは関係は続いていたが、日に日にアイツが静かになっていった

小学校の頃一緒に学校中に響くような声で騒いだような雰囲気、それから少々ヲタク気味な性質がどんどん消えていったのである

 

共通の話題もなくなり、お互い学校生活以外の話をしなくなっていた

 

俺は高校でいろんな意味で暴れまわった話

彼は部活の合宿の話など…

 

そして高校一年から二年に上がる春、彼はこう言った

「俺、先輩に告られて振ったんだよね」

 

自分はその時思った

一足先に大人になられてしまったな…と

 

それを最後に、いつの間にか彼の連絡先がラインから消えた

メアドも変わってて通じなかった

俺と彼の住む世界はいつの間にか変わっていてかなりのショックを受けた

 

もう彼はヲタクでないかもしれないができることなら、彼にもう一回でいいから会いたい

俺をヲタクにしてくれたのは彼で、そのおかげで出会い、感動といった刺激が感じられるようになったから

 

 

この曲はお前絶対ハマるぞ

あの時の期待にニヤニヤしていた目を俺は鳥の詩を聞くたびに思い出す

彼はいまどこで何をしているのだろう…

 

そして一言伝えたい

「おススメ曲、ありがとうな」

 

 

 

鳥の詩/Lia を聞きながら